みなさんパンはどこから買いますか?
パン屋さん、スーパー、コンビニ等いろんなところで買えますよね。そんな中、ぼくは家での手作りパンを選択肢のひとつとして考えてほしいと思っています。
手作りパンの大きな魅力は本当の焼きたてを食べられるところです。
ぼくも初心者でハードルが高いと作る前は思っていましたが、ポイントを押さえれば簡単に作ることができましたので、その方法を伝えようと思います。
手作りパンの魅力として食べたいパンを自分でアレンジして作れることもあり、今回はレシピとしてベーコンエピ(チーズインver.)を紹介します。
材料(3個分)
- 生地
- 強力粉 200 g
- ドライイースト 3 g
- 塩 3 g
- 砂糖 3 g
- ブラックペッパー 適量
- お湯 130 mL
- 具材
- ベーコン 6枚(フルサイズ)
- チーズ 15 g
作り方
- お湯以外の生地原料をボールに加える
- イーストと塩は離して配置させる
- お湯(40℃ほど)を注いでから、生地がひとまとまりになるまでこねる(起こし)
- まずイーストにお湯を注いで溶かしてから全体を混ぜる
- 台の上で10分ほどこねる
- 手に生地がつかなくなるくらいが目安
- 35℃で40分発酵させる(一次発酵)
- 生地が発酵前の2倍くらいが発酵完了の目安
- 軽くつぶしてガス抜きをして、3等分に分割する
- 手でちぎらずにスクレイパーやハサミを使って分割する
- ベーコンの長さに合わせて帯状に成形する
- まず棒状に成形してから横に広げるとよい
- 生地、ベーコン、チーズ、ベーコンの順に具材を載せて生地を閉じる
- 生地の繋ぎ目は目立たないようになでると破れにくい
- 40℃で15分発酵させる(二次発酵)
- 生地が発酵前の1.5倍くらいが発酵完了の目安
- ハサミで生地に斜めに切れ込みを入れて左右交互に開いていく
- 余熱したオーブンレンジで200℃で15分焼いたら完成
作成時のポイント
起こし
パンのふんわりさはイーストが元気に発酵し、生地内にガスを出すことでできてきます。
つまりイーストをいかに元気に起こすかが大切です。
イーストは30〜40℃の温度帯で活発になります。
また、イーストは糖分が大好きですが、塩分には弱い特性があります。
こねる際にはお湯をイーストにかけて溶かすことから始めましょう。その際、塩はイーストから離れた位置に置くのが理想的です。
まずはレシピ通り材料を加えることが大切なので、そこだけは最低限意識してみてください。
ポイント
はかりを使ってレシピ通り原料を加える
こね
パンの食感はこねる強さや時間によって大きく変わってきます。
これはパン生地をこねることによってグルテン同士がくっつき、ネットワークを作り、こねるほどネットワークが強固になるためです。
まずは混ぜ合わせた生地原料をひとまとまりになるまでボール内でこねます。
ひとまとまりになったらボールから出して、台にこすりつけるようにこねます。大体30分くらいはこねる必要があり、かなり根気がいります。
パン生地の出来上がりの目安は薄く伸ばしたとき、生地に透明感を感じるくらいです。
伸ばしたときに破れてしまう場合はまだこねが足りていないと考えてください。
正直なところ30分こね続けるのはかなり疲れますし、1回作ったらそれっきりになる人も多いようです。
初心者の方は最低10分を目安にこね上げてください。多少こねが甘くても自宅で焼き上げたパンの美味しさは格別ですよ。
ポイント
最低10分こねる
発酵
発酵の工程はイーストが糖分を食べてガスを出して生地を膨らませる効果を持っています。適度に発酵工程を取ることはパンをふんわりした食感にするのに大切です。
一次発酵
生地をこねてひとまとまりにした後の1回目の発酵工程です。
35〜40℃で30分ほど置いておきます。その際、乾燥しないように濡れたふきんを被せるか、ラップを生地に着かないように被せるかするとよいです。
二次発酵
生地を成形した後の2回目の発酵工程です。
35〜40℃で15分ほど置いておきます。その際、一次発酵の時と同様に生地を乾燥させないように注意しましょう。
成形
一次発酵後に分割して、パンの形を作る工程です。
分割は手でちぎらずにハサミや専用のスクレイパーを使うようにしましょう。
切断面を下にして丸めた後、好きな形に成形してみてください。
発酵後の生地は繊細なので、赤ちゃんに触れ合うように優しく接してみてください。
焼成
焼成の温度でも出来上がるパンの食感、味が変わってきます。プロのパン屋さんはオーブンの温度や時間、湿度を検討して求める食感、味に調整しているようです。
しかし、初心者だとその加減はなかなか掴めませんよね。ぼくも初心者ですのでまだわかっていません。
まずは180〜200℃で12分焼いてみてください。その通り焼いた後、焼き色が薄いとかがあれば追加で加熱してください。
初めてパンを焼く際はオーブン内をじーっと見つめてみてください。パンの伸びや色の変化を確認でき、楽しいですし、なにより焼き具合を調整しやすくなりますよ。
感想
色々と初心者なりに勉強したことを書いてきましたが、まずはやってみることが一番大切です。
どんなにヘタでも自分で作ったパンは最高に美味しいですし、それを誰かにあげて喜ばれるととても嬉しい気持ちになりますよ。